MXGP 26 - The Official Game

2026年10月1日発売

ライディング

MXGP 26のバイクはUnreal Engine 5で作り直され、物理演算も路面変形も一新された。周回を重ねるたびにわだちができ、1周目には通れたラインが使えなくなる。路面は硬い土、砂、粘土の3種類で、それぞれ乾燥時とウェット時がある。雨でも路面ごとの走行感の違いは残る。アシストもコンパウンドも、バイク操作に関する実績も、この走行モデルが土台になっている。

立ち姿勢・座り姿勢の手動切り替えは、自分で有効にするまでオフ。オンにすると重心移動がバイクの挙動に影響する。アシストのプリセットはアマチュアからエキスパートまであり、4段階のAI難易度と共通するのは名称だけ。速度調整アシストはスロットル操作を妨げる場合があったため、PC版アップデート1以降は無効化されている。使わずに走ろう。

ハードパック、砂、粘土

ハードパックに分類されるのが、チェコの硬く締まった土のコース、ロケト。ドライではわだちがレールのようにバイクを導く。雨でもハードパック独自の感触が残ると説明されており、実際には溝の中が滑りやすくなる一方、バームへ跳ね上げた土はまだ柔らかいままという状態になる。ドライ時より早めにブレーキをかけ、イン側だから速いと決めつけないこと。無理に試せばズルじゃん!のペナルティを受けかねない。砂のコースはサルデーニャ島のリオラ・サルド。バームが崩れ、加速に時間がかかり、スロットルを急に戻すとバイクが起き上がる。平らな着地でも衝撃を吸収してくれるため、砂はスクラブの練習に向いている。3つ目が粘土だが、ピエトラムラタを指す言葉ではない。このイタリアのコースは締まった土で、投稿では粘土とは呼ばれていない。粘土には独自のドライ・ウェット挙動がある。どのコースが粘土なのか明示されるまでは、コース分類ではなく走行感覚として覚えよう。

7月にはバリローチェの火山性土壌という4つ目の説明が登場した。これは発売時の投稿にある3種類の路面とは別の記述。硬めの地盤を柔らかい土が覆っているものとして走ろう。ピエトラムラタの締まった土は砂より反応が鋭いが、やはり粘土ではない。カレンダーページのフィルターも、意図的にこれらを区別している。雨が降ったからといって、全コースが同じ路面になるわけではない。発売時の説明では、3種類それぞれに異なるウェット特性がある。したがって、雨のロケト用セットアップを雨のリオラ・サルドへそのまま持ち込むのは得策ではない。

わだち、重心移動、コンパウンド

路面は1周ごとに変形する。1周目で土の状態を知り、5周目にはその土でまだ通れるラインを見極めることになる。浅かったわだちが壁になり、それがクリーンなライダーの失敗につながる。わだちに沿って走ってコース内にとどまるか、テープを飛び越えてペナルティを受け、同時にズルじゃん!の条件を満たすかだ。転倒しながらフィニッシュラインを通過するスーパーマンも、同じ物理演算がもたらす別の結果。バイクから振り落とされても、フィニッシュ判定は有効になる。一輪車で求められるのは50メートルのウィリーで、選んだわだちの上でバランスを保つ試験になる。20台が一斉に発進するMXGPのスタート時より、コンパウンドのほうが落ち着いて挑戦できる。

コンパウンドはフリーロームエリアで、詳しい説明では数平方キロメートルのトレーニング場とされている。スクラブやウィップの練習が用途だ。ジェームズ、お前なのか?はコブで高さ1メートル以下のスクラブを決めること。実績の判定で重要なのは高さだけで、見栄えのよいウィップでも高く浮けば条件を満たさない。低いスクラブを飽きるほど繰り返してから、レースに持ち込もう。立ち姿勢・座り姿勢の手動切り替えもここで試すとよい。コンパウンドでオンにし、タンク側へ体を動かしたときのフロントの軽さを感じてから、タイムアタックでも使うか決めよう。多くのプレイヤーは初期設定のオフのまま、練習あるのみの初ゴールドバッジを獲得するはずだ。後からオンにすると別のバイクのように感じる。プロ・バイクメカニックが勝利前にセットアップを保存するよう求めているのも、設定の違いが重要だからだ。

アシスト、カメラ、クリーンなラップ

アマチュアからエキスパートという区分は、AI難易度にもアシストのプリセットにも使われている。名称は共通だが、設定は別物。AI難易度は対戦相手の強さ、アシストのプリセットはバイク操作をどこまで補助するかを決める。ホットショットはその補助を一切使わずにレースを走ること。噓じゃないよ、こちとら専門家だぜは難易度をエキスパートにして勝つことで、アシスト側の設定も下げない限り、プリセットで許可されている補助は使える。違う設定に一晩費やさないよう、2つの実績条件を分けて確認しよう。発売時のAI難易度は4段階。説明に、エキスパートの下へ隠された5つ目の難易度はない。

PC版アップデート1で一人称カメラの揺れが抑えられた。ただし揺れの見え方は視野角にも左右されるため、FOVを広げると改善後でも揺れが目立つ場合がある。ヘルメットカメラが追従カメラより見づらいなら、パッチを疑う前にFOVを変えてみよう。このアップデートでは、オンラインでの他ライダーの表示も滑らかになった。最初のコーナーが勝負を左右する10人ロビーでは重要な改善だ。接触の様子はリプレイで確認でき、静止画はフォトモードで残せる。アーティストは初めてのスナップショットで、写真関連の実績はこれだけ。

実践的な順番は、コンパウンド、タイムアタック、短いレース。邪魔が入らない場所で低いスクラブとウィリーを覚え、ゴールドバッジを基準に速さを確かめよう。早ッッッ!も狙うならMX2バイクを使う。その後、ホットショットが目標ならアシストなしのレースへ、エキスパートの実績が目標ならAIをエキスパートにして挑もう。速度調整アシストはオフのままにすること。発進時の加速を妨げる場合があったため無効化されており、再びオンにするよう勧めるガイドはパッチの意図に反している。ハンドガードは取り外せない。立ち姿勢・座り姿勢の切り替えを有効にすれば、ライダーの重心は動かせる。それでも路面を無視して走れば、土に負ける。

わだちのあるコーナーを走るMXGP 26のライダー
わだちのあるコーナー。1周目のラインはもう消えている。
オープニングラップを走るMXGP 26のライダーたち
まだわだちにイン側のラインを制限されていない1周目。